防水素材のケアと保存方法
 
 
ジャックウルフスキン製品はオリジナルの完全防水素材テキサポールを採用しております。
 
防水素材とは防水フィルムにミクロ単位の穴を開けることにより、水滴や風が通るには小さすぎますが、体からの水蒸気を放出するには十分な大きさがあり、防水・防風性と透湿性を併せ持ちます。
 
防水性と透湿性はその穴の密度と径の大きさによって異なります。
このほかにもシーム(縫い目)の加工等が影響いたします。
 
この防水フィルムは通常であれば5年以上の耐久性をもちますが、日本の高温多湿気候や保存方法・ケアの仕方によっては約3年前後で防水フィルムの劣化や剥がれといった現象が起こります。
 
こうなった場合補修ができませんので、お買換えのサインと捉えて頂けますと幸いです。
 
 
 
できるだけ長くご使用頂くために、
 
 
1、使用後は必ず陰干しをしてよく乾燥させる
 
2、汗や脂による酸化がダメージとなるので定期的に専用洗剤で洗う
 
3、防水フィルムに織り皺がつくと防水フィルム剥離の原因となるので、畳んで保管せずハンガーに掛ける
 
4、風通しよく、常に乾燥した場所で保管する。(定期的な陰干しをする)
 
 
※詳しくは下記をご覧ください
長くご愛用頂くためのアドバイスです




 
洗濯方法
 
 
1、ウエアのジッパーやベルクロを全て閉じ洗濯ネットに入れて下さい。
開いたまま洗濯機に入れると、生地や他のウエアを傷つける恐れがあります。
 
ぬるま湯(40℃)で専用洗剤を使用し、すすぎは十分に行ってください。
柔軟剤、及び塩素系漂白剤は使用しないでください。
 
洗剤が生地に残ると防水素材のミクロの穴に詰まり透湿性が失われ、素材の劣化を促進させることに繋がりますので、しっかりとすすいでください。
 
洗濯後は脱水はせずに水を切って影干しをしてください。
脱水は生地を傷めたり、縦型洗濯機の場合は洗濯機が破損する危険がございます。
 
また、防水素材を傷めるので、強く絞ることは避けてください。
タオル等で水分を吸収すると効率よく乾燥ができます。
 
生地の部分的な皮脂汚れには、中性洗剤を薄めた液と柔らかいブラシが効果的です。
 
 
2、ある程度乾燥したら乾燥機を使用すると効果的です。
熱を加えることで生地表面の撥水機能を回復させるのに役立ちます。
 
乾燥機を使用しない場合はアイロンでも大丈夫です。
ウエアが完全に乾いてから当て布をし、低温(80~100℃)でアイロンをかけてください。
 
※乾燥機、アイロンは使用方法により生地を傷める可能性がございます。
くれぐれも慎重に自己責任でお願いいたします。
 

 
 
撥水加工
 

撥水性とは、ウエアの生地表面が水をはじく性能のことで、ウエアの内側に雨などの水滴を侵入させない防水性とは異なる性能です。
 
生地が水に濡れ水分を含んでしまうことを防ぐため、撥水加工を施しています。
撥水性が保たれているうちは、雨が水玉のようにウエアの表面をコロコロと流れます。
 
長年ご使用頂くことで撥水性能が少しづつ低下し、生地表面がべったり濡れてしまい、あたかもウエアの内側まで水が浸入したかの様に感じることがあります。
防水フィルムがあるので、ウエアの内側まで水が浸入しているわけではありません。
 
しかし、ひんやりとして不快なばかりでなく、体温を奪うヒートロスという現象を引き起こす場合があるので、洗濯をする、又は撥水加工を施す必要があります。
 
一般的な撥水スプレーは透湿性を損なうことがあるので、防水素材専用の撥水スプレーの使用を推奨いたします。
 

 
 
保管方法
 
 
ご使用後は必ず風通しのよい日陰で完全に乾かしてから保管してください。
湿気や水分を含んだ状態で畳んで保管することは避けてください。
 
長期間ご使用にならない場合は、より長持ちさせるために必ず洗濯をして汚れを落としてから保管してください。
 
湿気を避け、風通しよく保管して頂くと長くご使用頂けるので、ボックスでの収納や畳んでの保管はおすすめできません。
開けられるファスナーは全て開け、ハンガーに吊るしての保管がベストです。
3in1ジャケットの場合、インナージャケットは外して風通しを良くして保管してください。
 
直射日光、高温多湿になる部屋での保管は避けてください。

 
 
上記を実践されたとしても、防水フィルムの劣化速度を遅らせることはできますが、永久に保つということは残念ながらできません。
 
また、上記は製品の状態をお約束するものではございません。
 
できるだけ長くご愛用頂くため、ケアと保存状態に注意をして頂けますと幸いです。
 
何卒ご理解の程をよろしくお願いいたします。